都島友の会 創設者 比嘉正子ーその生涯を言行録とその背景から探るー
「第二部」 戦後の比嘉正子 ―社会福祉事業と消費者運動を両輪として―
都島友の会設立
1950年3月 | 財団法人都島友の会認可。都島保育所開園関西主婦連合会会長に就任 |
1951年 | 学童保育開始。都島診療所開設 |
1954年 | 都島病院認可 主婦の商品学校開始 |
1960年 | 都島乳児保育所開設 |
1967年 | 都島乳児保育センター設立(同時に)賃貸住宅あやなす荘設置経営 都島乳児保育センター開設 |
1976年 | 都島こども園開設 |
1981年 | 都島友の会50周年 |

昭和25年8月には診療所をつくった。預かっている園児が、急に熱など出して困るケースがふえ、近くにお医者さんも少なく、家庭に連絡しようにも母子家庭や共稼ぎ家庭で母親が留守なので、園で健康管理を引き受けようというのがその設立動機であった。・・・病院の出発が、都島児童館の園児の診療という、いわば保育事業から出た一つの枝であるとすれば、乳児保育センターも同じである。働く婦人がふえ、その中でも既婚者の割合が年々ふえてきたが、その最大の悩みは子どもの保育である。それも、産後の休暇が終わってすぐに働きだすためには、生後1カ月半ぐらいから乳児を預かる施設が必要なのに、それが少なくて社会問題になりつつあった。時代の要請に応じて、児童館で預かれる年齢前の乳児を対象に、はじめたのが同センターであり、38年にこれを始めた。・・・こうしてみると、戦後の私の活動のすべては、都島児童館が原動力になっている。
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