当法人全職員の皆さんにお願いしたいこと

人それぞれ、顔かたちが違うように、職員の方々も性別や性格、部署や役割それぞれに違いますが、目標に向かって努力する事は同じです。

次の時代、次の世代には、このような社会にしたい、このような法人でありたい。共通の目標、ビジョンを掲げたら、それに向かって、子ども達にとってなすべきこと、地域に向けて果たすべきこと、職場仲間としてのあるべき関係・・・。具体的な目標、カタチが見えてくるはずです。その為には、一人一人、今何ができるのかを常に考え、行動し、体を動かしていきましょう。ひとまず動きましょう。

さらに、どのような場合でも、一言でも良いから発言しましょう。そうすると何かが生まれます。考え感じられます。「私はこう思います。なぜならこのように考えるからです」。―そう、自らの思いを率直に発言しましょう。人の言葉に耳を傾ける事は大切ですが傾けるだけでは駄目です、ずるいと思います。

人から得るものは多いと思いますが、得るだけでなく自らを表現しましょう。自らの考え、言葉、それが他の人にとって得難いものであること、貴重なものになること、そのことに一度思いを馳せてみましょう。自分も何か貢献しなければとの気持ちを表しましょう。一言でも良いのです。イエス、ノー、その意思表示でも・・・。但し、他者への思いやりとして表現方法はやわらかく、それが大人のエチケットです。

職員会議では、必ず実行して下さい。それが、その時、その場面、自分の言葉で、行動で、表してみる事で、必ずや何かが生まれますヨ。

日本人は黙っている事が美徳だと思っていたり、他の人からおしとやかだと思われたい、良い子でいたい、嫌われたくないとの傾向があるようですが、外国人から見ると“ずるい人”だと見られています。この人には意見がない、持っていないのではなく、人の良い所だけ吸収し、自分の意見、考えを相手と分かち合おうとしないエゴイスティックな人だと思われるのです。

どんな会議でも良い悪いはともかく発言する事によって参加した意識が強まり、どの会議も記憶に残る大切なものになります。一番いけない事は何も発言しないで、後でその会議の非難をしたり、無視してしまう事です。それを“無責任”というのです。

2012.9.1