発表会で沖縄の伝統の踊利を披露する園児

発表会

「こんなことできるよ~」子どもたちが楽しみにしている事が伝わります。
伝承・伝統も大切にしながらバラエテイにとんだ内容で魅せます。

 沖縄県総合福祉ホール(ゆいほーる)で毎年行われる発表会。ここでは2~5才児が日頃の成果を発表します。年齢発達に応じた内容を吟味し、また年長児クラスになってくると、各自のやりたい事や役柄も希望で出てきます。演じる事に喜びや見てもらうことに楽しみも出てきて、年齢発達が目で追える内容になっています。
 年長児では恒例になっている「方言劇」で、沖縄ことば(うちなーぐち)を取り入れています。といっても最近では生粋の方言をしゃべることもなくなり、台本を作成する担任は四苦八苦しています。それでも、この文化を大切にしたいという気持ちで、おじー・おばーに聞いてみたりしながら仕上げていきます。発表会後はみんなが方言で話しているのも微笑ましいものです。
 会場にはリハーサルを含め2回しか行けませんが、それでも子どもたちは堂々と演じ会場内を感動や拍手で埋め尽くしてくれます。
 舞台にはいわゆる「幕」がないので、次への準備は「見せる片付け&準備」をモットーに担当になった保育士は念入りな打ち合わせや準備を行い当日に臨みます。舞台上での子どもたちの自身に満ちた表情を見るたびに、楽しみにしていることが舞台裏にも伝わってきます。職員による手作りの衣装も毎年好評です。
 発表会というひとつの行事に、心の成長を感じることができることでしょう。

合唱や演劇を披露する子どもたち

生活の一部としての「乳児の発表会」園(みわらび館)のホールで温かい雰囲気の中で行います。当日のハプニングは筋書きのない名場面になること必至です。

 平成二十年に完成したばかりの「別館みわらび館」で乳児(0・1才児)は発表会をしています。生活の延長上としていつも過ごしている園内で温かい雰囲気の中、子どもたちの笑顔・泣き顔を近くで感じてもらいます。
 幼児クラスのように練習の成果が発揮できるのかは当日幕が開いてみないとわかりませんが、だからこそ、保育士は色んな場面を想定して対応しています。
 年齢の発達に応じた内容で、子どもたちと共に楽しめるよう、日頃の保育士との信頼関係をしっかり確立しているからこその当日の姿です。
 保護者の方にとっても、小さな役者の初舞台に目頭を熱くしておられる姿も見かけるのが乳児の発表会でもあります。

乳児の発表会アンパンマン
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